M字リップ形成とは?
上唇の中央部分を「M」のような形に整えて、唇の輪郭をはっきりさせ、立体感のある口元にする手術です。
当院では切開・縫合によって上唇の形を整える方法を想定しています。適切な切開範囲や仕上がりは、唇の厚みや組織の状態によって異なります。
M字リップが与える唇・口元の印象
M字リップは、上唇の中央にあるキューピッドボウをはっきりさせることで、唇の形を立体的に見せるデザインです。
中央の山と谷を強調することで、メリハリのある華やかな印象を目指します。自然な仕上がりのためには、唇全体や口角とのバランスが重要です。
M字リップ形成の適応
向いている人
- 上唇の中央にM字の立体感を出したい方
- 平坦な唇をメリハリのある唇にしたい方
- 上唇の輪郭をはっきりさせたい方
- 人中を短く見せたい方
向いていない人・慎重な判断が必要な人
- もともと唇がかなり薄い方
- 口角が下がっている方
- 口元の突出感が気になる方
- もともとM字がはっきりしている方
- 唇の縦幅が狭い方
上記は一般的な目安です。向いていない人に該当しても一律に施術できないわけではなく、診察で適応を判断します。
M字リップ形成で改善できること
- 上唇の輪郭をはっきりさせる
- M字型の上品な唇に整える
- 唇に立体感を出す
- のっぺりした唇の印象を改善する
- 口元を華やかに見せる
- 唇の左右差を整える
M字リップ形成のデザイン
上唇中央のキューピッドボウの山と谷をどの程度強調するか、左右の形や唇全体の厚みを確認しながらデザインします。
M字を強調しすぎると不自然に見えることがあるため、お顔全体のバランスに合わせて切開ラインを決めます。希望する形と実際に可能な形には個人差があります。
M字リップ形成のメリット・デメリット
メリット
- 上唇の輪郭をはっきりさせられる
- M字の立体的な唇に整えられる
- 唇にメリハリが出る
- 華やかな印象になりやすい
- のっぺりした口元の印象を改善できる
- 唇の左右差を整えられる場合がある
- 顔全体のバランスに合わせて唇の形をデザインできる
デメリット
- M字を強くしすぎると不自然・尖った印象になることがある
- 唇の形によっては希望通りのM字にならない場合がある
- 腫れ・内出血・痛みなどのダウンタイムがある
- 切開法では傷跡が残る可能性がある
- 左右差や形のわずかな違いが生じる可能性がある
- 切開法の場合、元の形に完全に戻すことが難しい
- 口角の下がりや口元の突出などは別の治療が必要な場合がある
なお、ヒアルロン酸注入による形成では時間とともに吸収されますが、当院の切開法とは施術方法・持続性が異なります。
当院のM字リップ形成の特徴
唇全体のバランスに配慮したデザイン
上唇の厚み・左右差・口角とのバランスを確認し、自然な形を目指します。
丁寧なカウンセリングと院長による丁寧な切開・縫合
ご希望のデザインに沿って組織を調整し、縫合します。切開範囲や傷跡の位置は術式と唇の状態によって異なります。
M字リップ形成と口唇縮小の違い
M字リップ形成と口唇縮小は、どちらも唇の形を整える施術ですが、目的が大きく異なります。
比較項目 |
M字リップ形成 |
口唇縮小 |
|---|---|---|
主な目的 |
唇をM字型・立体的に整える | 厚い唇を薄くする |
向いている人 |
上唇の形を整えたい、立体感が欲しい人 | 唇が厚い・大きいと感じる人 |
主に変える部分 |
上唇の中央・キューピッドボウ | 上唇・下唇の厚み |
唇のボリューム |
基本的に形・輪郭を整える | ボリュームを減らす |
仕上がり |
M字の輪郭がはっきりした唇 | すっきりしたコンパクトな唇 |
期待できる印象 |
華やか・可愛らしい | 上品・すっきり |
切開 |
術式によって異なる | 一般的に口唇の内側を切開 |
ダウンタイム |
腫れ・内出血など | 腫れ・痛みなど |
傷跡 |
切開法では傷跡が残る可能性あり | 口の内側では外から目立ちにくい |
注意点 |
M字を強くしすぎると不自然になることがある | 縮めすぎると薄くなりすぎる可能性 |
一言でいうと |
形をデザインする | 大きさ・厚みを小さくする |
M字リップ形成は「唇の形・輪郭をきれいにしたい」、
口唇縮小は「唇の厚み・大きさを小さくしたい」という希望に対応します。
唇が「厚い+形も整えたい」という場合は、
組み合わせてデザインするケースもあります。
M字リップ形成と唇ヒアルロン酸の違い
どちらも唇の形を整える施術ですが、「形を作る」のがM字リップ形成、
「ボリュームや形を注入で調整する」のが唇ヒアルロン酸と考えると分かりやすいです。
比較項目 |
M字リップ形成 |
唇ヒアルロン酸 |
|---|---|---|
主な目的 |
上唇をM字型に整える | 唇にボリューム・立体感を出す |
向いている人 |
M字の形を作りたい人 | 唇を厚くしたい人 |
主に変える部分 |
キューピッドボウ・唇の輪郭 | 唇の厚み・中央・口角など |
施術方法 |
切開などで形を整える | ヒアルロン酸を注入 |
仕上がり |
M字の輪郭がはっきりした唇 | ふっくら・立体的な唇 |
形の調整 |
切開によるデザイン | 注入量・場所を調整 |
効果の持続 |
術式によっては長期的 | 時間とともに吸収される |
ダウンタイム |
切開法では腫れ・内出血など | 腫れ・内出血など |
傷跡 |
切開法では傷跡が残る可能性 | 基本的に大きな切開傷はない |
修正・変更 |
元に戻すのが簡単ではない | 製剤により溶解できる場合がある |
一言でいうと |
M字の形を作る | ボリュームと立体感を足す |
M字リップ形成の施術の流れ
- 1
洗顔・クレンジング
施術前にお顔や口元を清潔にします。
- 2
切開ラインのデザイン
ご希望と唇の形を確認し、切開ラインを決めます。
- 3
お顔の消毒
施術部位を消毒します。
- 4
局所麻酔+笑気麻酔(オプション)
局所麻酔を行い、ご希望に応じて笑気麻酔を使用します。
- 5
切開
デザインに沿って必要な組織を切開・調整します。
- 6
縫合
左右のバランスを確認しながら縫合します。
- 7
手術終了・帰宅
術後の注意事項をご説明し、状態を確認して帰宅となります。
M字リップ形成の術後の経過|ダウンタイムはどのくらい?
| 項目 | 手術当日 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | 7日目 | 2週間 | 1ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患部の状態 | 患部の腫れ、内出血、むくみがあります。 | ― |
腫れは2週間〜1ヶ月ほどで落ち着きます。 痛みは1週間ほどで落ち着きます。 内出血は2週間ほどで落ち着きます。 |
― | |||
| アフターケア |
痛みに対しては、痛み止めでコントロールしてください。 患部を保冷剤で冷やしてください。 清潔なガーゼまたはタオルを巻いて、1日5回前後、1回5〜10分程度冷やしてください。 ※冷えピタシートは使用しないでください。 |
3日間はしっかり冷やしてください。 | ― | ||||
| 処方薬 |
痛み止め・抗生剤 軟膏(炎症止め) 軟膏は1ヶ月間塗布してください。 |
飲み薬はなくなり次第終了となります。 | 軟膏の残りや垢が溜まると感染症のリスクが高まりますので、しっかり洗顔してください。 | モニター検診:1週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月 | |||
| ご来院 | ― | 抜糸 | ― | 検診(モニターの場合) | |||
| 清潔 |
当日からシャワー浴・洗顔が可能です。 患部の清潔を保ってください。 うがいをこまめにすることを心がけましょう。 |
― | 入浴が可能です。 |
お化粧が可能です。 生傷がある場合は感染や色素沈着の原因になるため、お化粧は控えてください。 |
― | ||
| 日常生活 | 喫煙・飲酒・汗をかく運動・サウナ・長風呂は1週間控えてください。 |
術後2〜3時間で食事が可能です。 熱い物・辛い物は控えましょう。 食事は柔らかい物から始め、刺激物は2週間控えてください。 術後しばらくは大きな口元の動きを避けましょう。 |
― | お顔のマッサージ・歯の治療が可能です。 | |||
術後の過ごし方
- 麻酔が切れるまでは口元の感覚が鈍いため、飲食は麻酔が切れてからをおすすめします。
- 術後しばらくは熱いもの・辛いものなど刺激の強い飲食物を控え、傷口を刺激しないようにしてください。
- 食後は口元を清潔に保ち、歯磨きの際は傷口を強く引っ張らないよう注意してください。
- 唇を強く動かす・大きく口を開ける動作は、痛みやつっぱりがある間は無理をしないでください。
- 処方薬は医師の指示に従って使用し、抜糸・診察の予定を守ってください。
洗顔・シャワー・メイクの再開時期は、傷の状態により医師の指示を優先してください。
施術の基本情報
施術時間
1時間~1時間30分
麻酔
局所麻酔+笑気麻酔(オプション)
通院回数
通常2回/モニターの場合5回(ご案内内容を要確認)
洗顔・シャワー
当日からシャワー浴・洗顔可能(患部への刺激や濡らし方は医師の指示に従ってください)
歯磨き
当日から可能ですが、傷口を引っ張らないよう優しく行ってください。
熱いもの・刺激物
術後数日は控えることをおすすめします。再開時期は医師に確認してください。
メイク
2週間後から可能。ただし赤み・生傷がある場合は不可
コンタクト
当日から可能
抜糸
術後1週間前後
リスクと副作用
患部の感染、左右差、腫れ、内出血、痛み、傷跡、瘢痕、知覚の変化、形の不整など
料金
M字リップ形成(長期個別設計)
通常価格 328,000円
M字リップ形成
通常価格 268,000円
モニター 228,000円
※料金はすべて税込です。モニターには適用条件がございます。
よくある質問
上唇中央のキューピッドボウの山と谷、左右の形や唇全体の厚みを確認し、お顔のバランスに合わせてデザインします。
はい、M字を今より強くすることは可能です。上唇中央のキューピッドボウの山と谷をはっきりさせることでM字の印象を強めます。ただし、唇の状態によって可能な範囲は異なります。
はい、自然なM字を目指すことは可能です。唇全体のバランスを確認し、過度に強調しすぎないデザインを検討します。
はい、上唇のみを対象とした形成が可能な場合があります。診察で適応を確認します。
はい、唇の左右差も整えられる場合があります。左右の唇の形やボリュームを確認しながら、左右差が目立たないようにデザインします。ただし完全な左右対称を保証するものではありません。
組織を切除・形成しているため、多少薄くなったように感じられる場合もあります。カウンセリングで口元や骨格などを確認し、適切な手術をご提案します。
はい、唇が厚い場合でもM字リップ形成を行えるケースはあります。ただし唇全体の厚みとのバランスを考えてデザインすることが重要です。
方法によっては修正できる場合がありますが、完全に元の状態へ戻すのは難しいです。特に切開による形成では、一度切除・形成した組織を完全に元通りにすることはできません。
M字形成では傷跡はできますが、時間とともに目立ちにくくなることがあります。ただし傷跡の残り方には個人差があり、目立つ場合もあります。傷が落ち着いた後はメイクでカバーできる場合があります。
一般的には、上唇の赤い部分(唇紅)と皮膚との境目付近、または唇の内側など、術式に応じた位置を切開します。当院での具体的な位置は診察時にご説明します。
個人差がありますが、おおよそ1~2週間程度が目安です。
個人差がありますが、切開をしているため痛みはあります。痛み止めを処方しますので、指示に従って様子をみていただきます。
はい、通常は1週間後を目安に抜糸があります。傷の状態により前後することがあります。
術後は会話自体はできますが、腫れや痛みがあるため、普段どおりには話しにくいことがあります。
食事は可能ですが、麻酔が2~3時間程度効いている場合があり、口元の違和感が強いため、麻酔が切れてからの飲食をおすすめします。熱いものや刺激物は避けてください。
日常生活はおおむね送れますが、最初の数日は「口を使う動作」に違和感が出やすいです。
上唇の中央にあるキューピッドボウを整えて、唇の形や輪郭を美しく見せたい方に向いています。
はい、上唇中央のキューピッドボウを整えることで、ぼんやりしていた唇の輪郭にメリハリを出し、立体的に見せることが期待できます。
はい、M字リップ形成によって人中を短く見せる効果が期待できる場合があります。ただし、人中そのものを短くする手術ではありません。
どちらも口元の印象を整える手術ですが、M字リップ形成は上唇中央の輪郭や立体感を整え、口角挙上は下がった口角を引き上げることを目的とします。




